こんにちわ!
昨日は…感動しました。
入社一年目で現場の掃除ぐらいしかできなかった自分が、所長と主任に叱られながら担当した初めての工事現場。
足場を解体し、初めて建物が、その姿を現す…。
うるっときたあの時。
それに近いくらい。
あ!
間違えました(笑)
…、
こちらです!
家の2階のお客様打合室です。
壁一面に漆喰サンプルを塗ってもらいました。
東かがわの昔ロックな… (笑)
ヤンチャしてた…私より三歳若い左官職人さん。
土佐漆喰、ホワイトウォール、塩焼漆喰、スイス漆喰、香川産の土で作った土塗り壁、スペイン漆喰、などなど。
まぁ6時位に終わるかな?と思っていました。
結論から言うと作業が終わったのは10時半です(驚)
今日は天気もいいし。下地が、もともとクロス壁で水を吸わないから…
乾きが悪いだろうけど…まぁ今までの経験的にそう思っていました。
職人さんはゆっくりと、しかし、すごく丁寧に。
左官職人さんの腕が出るのは漆喰の荒仕上げ的な模様付け、
いわゆるデザインセンス。
恥ずかしながら、そういう風に今まで自分は、思っていました(反省)
上は土佐漆喰、
下はそとん壁の掻き落とし。
この土佐漆喰が深いのです、いや深すぎだろ…。
と思いました。
左官さんがモルタル壁や漆喰壁をコテで磨く作業のことを、
「押さえる」と、我々は言います。
モルタルなどは、二回押さえが一般的です。
本漆喰はコテ押さえの回数によって、固く鏡の様になります。
そして耐久性が格段に上がり、何十年も持つ…。そうです。
さて、ウンチクはさておき(笑)
18時ごろ、左官職人さんが…
「すみませーん。21時ごろ迄、かかりそうです…」
最初聞いた時は、え?なぜ??と思いました。
左官職人でしか、善し悪しが判らないというワンランク上の仕上げに
するために、あえて一塗り、足してくれたそうです(感謝)
なので一時間乾くのが遅く、押さえて仕上がるのは二時間遅くなるとか。
そりゃあ早く帰って娘の、顔見たいですが…
我々、現場監督は職人さんに支えられ、大切なお客様の仕事をさせていただいています。
私は父にそう教えられました。
なので、「もちろん、大丈夫。じゃあ、水の乾き待ちで近くに晩飯食いに行こう!」
近くの居酒屋さん。
美味いんすよ、ここ。
うちの会社から徒歩1分30秒(笑)
そうして20時から21時の1時間、近所の居酒屋でウーロン茶を飲み…色々話を聞きました。
土佐漆喰は磨けば磨くほど硬く強固になり、台風の多い土佐のような地域でも100年は持つと言われているそうです。
ただ、職人さんのカンと経験、様々な手間、工夫が必要でただ磨くだけ。
では、決してないそうです。
施工する気象条件、湿度、季節、その他諸々の条件を考える。
そこが1番難しいのだそうです。
金鏝で丁寧に押えます。
さらに仕上がってきたら手のヒラで整え、
音を感じながら磨き、
横から光の加減を見るとまさに鏡のようです。
私が「キッチンパネルみたいやな!」
と言うと、
「そうなんです。それが理想です」
「何回くらい押さえたの?」
「いやー、数え切れない位。これを教えてくれた人は100回押さえろって言ってました。」
100回!?そりゃ時間かかるわーー。
根気と手間と技量と経験、現場状況を感じる職人さんの勘。
最初は簡単に、これぐらいの壁で大きなサンプルを作りたいと相談したところ、
「ぜひ、土佐漆喰をやりましょう!」
と言ってくれたので、簡単に頼みましたが。
本漆喰がこれほどとは…全く思ってなかったです(反省)
色は今は濃いベージュですが、経年劣化とともに、真っ白に。
外部で、3~4年ほどで白くなり、室内は5年以上かかるそうです。
色が変わるのが今から楽しみです!
ありがとう!東かがわの職人魂さん!
で、片付け含め帰宅したのは
11時半。
妻に実家の母のとこへ迎えに行ってもらいましたが、私が迎えに行くから、と娘に伝えてました。
しかし…結果は嫁さんに10時半に迎えに行ってもらいました。
車に揺られて目が覚めた娘は家に帰り、妻と布団を敷く時…「パパの掛布団を裏返しにして」という、仕返しをしたとか(笑)
(;´д`)トホホ。
しかし職人さんあっての建築。
私たちも次世代を育成し、未来に繋ぎます。
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