平成28年度下期における住宅市場動向に関する調査結果
【フラット35】を運営する住宅金融支援機構が、表題の内容を公表しました。
本日のブログでは2016年10月~2017年3月に住宅取得を検討中の男女25~59歳の方を対象に実施された調査結果をご紹介します。
2015年下半期現在、住宅の購入を検討している方は、今の市場をどう捉えて行動しているのか?
きっと、これから住宅の購入を考えていらっしゃる方に参考になる内容も多いと思います。
ご自身、ご家族の状況・考えと確認しながらご覧ください。
➀「これから半年以内は、住宅の買い時だと思いますか?」
・買い時だと思う…49.2%
・買い時ではないと思う…10.5%
・どちらとも言えない…40.4%
「買い時」と回答した方が「買い時ではない」と回答する人を30ポイント近く上回る結果となっています。
その反面「どちらとも言えない」とする方が約4割もいることからも、今後への不安を感じているということも伺えます。
▼「買い時」と思う要因
・住宅ローン金利が低い…68.8%
・将来、消費税率が引き上げられる…36.2%
・将来、住宅ローン金利が上がると思うから…28.3%
・将来、住宅価値が上昇すると思うから…17.2%
・経済対策でフラット35Sの金利が引き下げられている…13.5%
・省エネ住宅ポイントなど優遇策・経済対策があるから…10.4%
▼「買い時ではない」と思う要因
・景気の先行きが不透明…46.1%
・建築資材価格が上昇している…34.8%
・将来の収入に不安がある…24.3%
・今後も消費税率が引き上げられ、家計負担が増えるから…22.6%
・住宅ローン金利がしばらく上がりそうにないから…16.5%
・省エネ住宅ポイントなどの経済対策では不十分…9.61%
・経済対策によるフラット35Sの金利引き下げでは不十分…7.0%
※それぞれ「複数回答3つまで」にて回答
②【住宅事業者選びで重視するポイントは?】という設問の上位5位は
・建物の性能…54.9%
・立地・場所…45.5%
・デザイン…32.9%
・住宅の家格や手数料…28.7%
・設備の性能…25.1%
※「複数回答3つまで」にて回答
さらに、【建物の性能で重視する事項】の上位5位については、
・高耐久性…66.1%
・耐震性、耐火性…54.6%
・省エネルギー性…40.6%
・断熱性、気密性…37.7%
・通風、換気性…18.9%
※「複数回答3つまで」にて回答
となっており、老後の“資産価値”という考えの方もおられるととは思います。
しかし最近の災害被害などの影響からからか、“快適さ”よりも建物自体の“強固さ”について重視している回答が目立ちました。
今、前向きに住宅購入を検討している方は住宅ローンの「超」低金利によって、チャンスだと考えている方が目立ちます。
反面、超低金利で推移しているために、金利上昇リスクを不安視している方も多いようです。
残念ながら、金利に関しては誰も先行きは分かりません。現在の状況から“読む”ことしかできません。
先日、日銀が金融緩和政策を継続することを発表したニュースに触れた方もいらっしゃるかと思いますが、当面は金利が急上昇するような事態は無いと考えられます。
現在は住宅性能性によっても更に、金利の優遇など様々な住宅取得支援策を受けることができる、ということも考えていかねばなりません。
それらの点をしっかりと考えて、今、住宅を購入するべきか?購入する場合、どんな家だとメリットが大きいのか?
ご自身で調べ、ご家族で話してみてください。
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