住宅ローンの35年後、あなたはおいくつですか?
家づくりを考えるとき、まず「この問い」を明確にしなければならないと思います。
(35年後というのは住宅ローンのほとんどが35年で組めるからです。状況に応じ年数は変える必要があります。)
以下に書くのは、誰でもできる、簡易なライフプランの立て方です。ぜひ参考にされてください。
ご家族のライフプラン
・あなたの奥さんはおいくつですか?
・お子さんはいらっしゃいますか?
・お子さんはおいくつですか?
①家族の数だけ横線を引いて、その線の左端に、あなた、奥様、子供と記入し、横線を7分割して下さい。
②7分割した一番上に5年後、10年後、15、20、25、30、35と数字を記入してください。
③あなたの横線の左端に現在の年齢を記入して、5、10、・・・35まで足した数字を記入して下さい。
④奥様も、お子様も同様に。
さて、これで準備が整いました。ここにイベントを記入してください。
まずはお子さんの学校、小学校、中学校、高校、大学、ひょっとしたら大学院も。
ご主人の定年、奥様がお仕事をされているなら、それもお書き下さい。
親御さんの介護を考えていらっしゃる方(大変素晴らしいと思います)は、失礼になるかもしれませんがその期間を。
その他、ご自身で考えられるライフイベントを記入してください。
ここにライフイベントで掛かるであろう金額を記入するとこれでライフプランができました。
ご家族ごとに違う収入と支出、なのに借りられる金額は一緒
仮にご収入が同じ家族がいたとしても、ライフスタイルは違いますし、子供さんの人数、年齢、性別は違います。
ご家族の数だけ住宅ローンに回せる資金の額「月々の返済額」は違います。当たり前ですよね。
そのあたり前を全く考えずに、「このくらいの家が建てたい」と住宅会社に相談し、土地の金額、建築費用見積が出てきたら、銀行で事前審査を通すことができます。銀行では子供の人数は見ません。あくまでご夫婦(ご主人のみでローンを組む際はご主人)の年収の約4~6倍が借り入れの上限額で、申請すればその金額を貸してくれます。
しかし、月々の返済額そうして資金計画を立てないまま、漠然と家づくりはしないでください。
安心できる住宅会社の担当者ですか?
私の知人で、築5年の有名ハウスメーカーの住宅を格安で買った方がいます。その方は非常に満足されています。
しかし一方で後ろめたい気持ちがあるそうです。
そう、ローンが払えなくなり手放された築浅の一戸建て住宅です。
残酷な話ですが実際にあったことです。おそらく同じ話は無数にあるでしょう。
もちろん転勤や、地元・実家に戻るという方が売却した場合もあると思いますが、このケースでは違うと不動産会社から聞いたそうです。
手放した方が、支払能力を考えなかったという責任はあると思いますが、一番悪いのは有名ハウスメーカーの営業担当者です。
なぜなら、家づくりはほとんどの方が1回だけだからです。担当者はお客様を幸せにする専門家であるべきで、お客様に無理な借金を背負わせる販売員ではありません。
年に何棟も実際に建築している私たち住宅会社からすれば、失礼な言い方ですが、ほぼ全員素人です。
その営業担当者がきちんとお客様のライフプランと、新築住宅の資金計画を立てていたら…。
資金計画にあった住宅を提案したら、将来は違うものになったかかもしれません。
以上の文章で気分を害された方がいらっしゃったら、お詫びいたします。
理想と将来を考えましょう
自らの夢を叶えながら、安心できる住宅の支払を行っている将来を。
家を建てるなら、こんな家にしたい、子供とこんなことをしたい、友人をたくさん呼びたい…などなど。
あなたが描く、理想を叶えつつ、安心な将来の暮らしを手に入れる。
どこの会社でも構いません、しかし、そのための第一歩、資金計画を最初に立てて頂いてください。今では住宅会社さんのほとんどで資金計画をしてくれます。
もちろん、私たちもライフプランや資金計画を立てさせて頂いています。
ご家族がイメージする住宅を多く手掛けている住宅会社さん、デザインが良い、営業担当者がすごく話が合う、社長さんが誠実そう。
初めの訪問はそれでいいと思います。
しかし担当者に会われた最初にこの言葉をおっしゃって下さい。
「ライフプランと資金計画を立ててください」
その結果にご納得いかなかった時、もし宜しければ弊社へ ご相談いただければ嬉しく思います。
資金計画のご相談は以下のバナーをクリックし、申込フォームに記入ください。