雨漏りに対するリスク回避~住宅の設計編②

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台風一過、突然暑い日になりました。

四国でも被害が大きい地域もあったようで、お悔やみ申し上げます。

平成16年の台風での高松水害は高松市沿岸部がかなり浸水し、松島町、香西の各町が大きく浸水被害を受けました。

多くの方がボランティアに出られ、私も微力ながら作業しましたが、泥や水を吸った畳、雨に浸かってほとんど使えなくなった品物の処分など、作業的にも大変ですが、そのお家の想い出を壊してしまうような思いがしました。

高松市が沿岸部の各地域の道路下に排水管を敷設し、行政の方も水害対策に尽力して頂いています。

しかし今回も高松市内では一部道路冠水するなど、簿追う際対策の必要を感じました。

雨漏りの観点からの壁構造

雨漏りは外壁からも発生します。

一般的には外壁に窯業系サイディングと呼ばれる14~16㎜(それ以上の製品もあり)のボードが一番外で雨を防ぎます。

しかし継ぎ目にはどうしてもコーキング材という弾性状の材料で隙間を詰めないといけません。

このコーキングはどうしても15~20年で劣化し、場合によっては打ち替えを行う必要があります。

コーキングから雨漏りするのが多く発生します。

サイディングの下に通気層を15㎜から20㎜とって透湿防水シートを貼ります。

透湿防水シートとは湿気を通し、水を防ぐというシートで、微細な穴の開いたシートで水分子は通さず、水蒸気の分子を通すというメカニズムです。

サイディングが雨漏りしてもこのシートで雨漏りを防いでくれますが、このシートはメーカーによって取付の基準が決まっています。

重ねしろは何ミリか、窓の取り合いを防水テープで処理するなど、現在では当たり前にきちんとした施工がなされていますが、シートが出始めの頃は職人さんによって、残念ながらばらつきがあるようで、中古住宅の雨漏りを見に行くとこの辺りがキチンとできていないところが多いです。

ちなみに弊社で扱うCW断熱は透湿防水シートの代わりにアルミ防水シートという微細孔の空いていないシートを使います。

では壁内部の湿気はどうなるのか?この対策もウレタン断熱の透湿抵抗によって室内の湿気をウレタンで漏気しないように設計してあります。

バルコニー

続いて、雨漏りの多い部分としてがあります。

プロの方でも見分けられるバルコニー設計のポイントとして、出入口のサッシの足元の高さとバルコニー床面の高さの差が10cm以下なら、かなり危険です。その住宅の設計者は他にも重大なミスを犯している可能性があります。

上記は弊社の扱っている板金バルコニーの下地施工の図面ですが120㎜の高さの差があります。

確かにバルコニーに出る出入口の高さは低い方がいいですが、雨漏りしないのがいい住宅ですよね。

ちなみにバルコニーの防水材料は、住宅においてはFRPバルコニーと板金バルコニーの2種類があります。
(一般建築では他にも多々あります)

弊社は新築では板金バルコニーでしか施工はしないと決めています。

なぜなら経年劣化の点で板金バルコニーがはるかに優れているからです。

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